こんにちは、ずぼらママです。
先日、山梨県北杜市の清里中央オートキャンプ場に行ってきました。
せっかく遠出したなら観光もしたいですよね。
「キャンプの後だからまっすぐ家に帰りたい」気持ちをグッと抑えて、観光してみるのもいいですよ!
この日は疲れを忘れるくらいに、面白い出会いがありました。
ということで、キャンプ場からの帰り道に立ち寄ったスポットをご紹介します。
山梨の郷土料理 ほうとう「小作」
薄くて幅広のうどんのような麺に具だくさんの汁。
戦国武将の武田信玄公も愛した「ほうとう」。
「人は石垣・・・」と言って城を持たなかった信玄公。
山梨を訪れたなら歴史に思いを馳せながら、この「ほうとう」を食べてみてはいかがでしょうか。
小作は山梨県内に複数あります。
今回訪れた小作は、清里中央オートキャンプ場から車で数分のところにあります。
キャビンが11:00チェックアウトだったので、少し早めにチェックアウトをすませ、開店前に到着。
富士西湖ちかくの小作は、開店前から大行列だったので早めに行ったのですが、ここの小作はまったくもってそんな心配がいりませんでした。
・店舗前は古道具がたくさん
お店の入り口前から色々と楽しめます。
お店の前には明治から昭和初期にかけて使用されていたと思われる道具が陳列されています。
石臼、懐かしいです。
私の明治生まれのひいおばあちゃんが使っていたのを見たことがあります。
まだ実家の納屋に置いてあります。
博物館とかに寄贈したほうがいいんだろうか・・。
石炭ストーブ
脱穀機
ダイヤルが数字ではなく「イロハニホヘトチリヌルヲ」と書かれていました。
いろは順のダイヤルロックを初めて見ました。
気が付いたのは小学生の長男ですが・・。
いろり鉢ですかね。
私の実家にもありました。
使用しているところを見たことがありません。
・お店のおすすめメニュー
入り口前に置いてあるメニュー。
・店内も古道具がたくさん
武田信玄の肖像画か飾られています。
甲冑があったり。
おみやげ物っぽい風林火山のうちわがあったり。
水牛のつのに模様が彫られているものがあったり。
天井を見上げると機織り機?? なんでしょうか、ちょっとわからないです。
座席は仕切りなど一切ありません。
しかし、隣同士の間隔が広いのでそんなに気になりません。
こちらは掘りごたつ席。
・今回注文したメニュー
夫がビールを頼んでました。
一番搾りのご当地バージョンとは、また香り・味が違い美味しいと満足していました。
武田信玄も食べたとされる「かぼちゃほうとう」。
山菜、ごろっと大きいかぼちゃ、にんじん、じゃがいも、さといも。
かなり具だくさんです。
女性一人では食べきることができないかも。私は無理です。
今回はちょっと冒険してみました。
「あずきほうとう」です。
見た目通り、おしるこのような感じです。
食事というよりデザートです。
そんなに甘すぎないのでたくさん食べれそうですが、そもそもの量が多いので途中で飽きてきます。
おしるこはやっぱりお餅が美味しいと思いました。
付け合わせに伽羅ブキです。
運が上がる!?「ク・ソフト」 国道141号線沿い
小作からちょっと先、国道141号線沿い須玉インター方面に向かう途中に気になるお店を発見!!
ハエ飛んでます。
便器の形のカップに乗っているものは・・・。
これです。
和式便器にチョコレートソフト。
スプーンの頭にはハエのシール。
お店のご主人はノリノリで、う〇この帽子まで貸してくれます。
味はちゃんとチョコレートです。美味しいです!
過去に何度かテレビ局の取材が来たそうです。
おじさんがその時の写真などを嬉しそうに見せてくれました。
もちろん普通のソフトクリームもあります。
写真を取っていなかったのですが、チーズソフトはとっても美味しいです。
ク・ソフトよりも美味しいと思います。
普通のコーンのカップです。
そんなジョーク色が濃いお店ですが、こんなオブジェも手作りで用意されています。
キャンプをしてきたばかりなのに、薪を見るとうずいてきます。
「ク・ソフト」が食べられるお店はこちら
ちょっと寄り道 武田信玄の居館跡「武田神社」
ユニークなソフトクリームを堪能した後はちょっと寄り道。
武田信玄を祭神に祀る甲斐 武田神社に行ってきました。
神社前にはお土産屋さんがあります。
奥に見える本殿に信玄公が祭神として祀られています。
城を持たなかった武田信玄ですが、家はちゃんとあります。
この場所は、信玄の父・信虎から信玄の子・勝頼が新府(現韮崎市)に移り住むまで、62年間も甲斐武田氏の本拠・甲斐の政庁としての役割を果たした場所です。
神社裏には戦国時代からそのままの状態の陣形の土地が残されています。
パッと見、ただの水田の放棄地だと思って眺めていたのですが、たまたま通りかかった地元の男性が色々と教えてくださいました。
この写真の中央部分、山のふもとに家並みがなんとなく見える場所に信玄が生まれたお寺があるそうです。
「段々になっているところは、今川との戦いの際に使用した出陣地で、一段高いところは甲冑を着たりと戦に向かう準備をする場所で、一段下には馬を準備して、そこから戦に出発した場所なんですよ」と、ざっくりまとめるとそんな感じで教えてくださいました。
歴史に疎い私は、ところどころちんぷんかんぷんでしたが、夫と息子はその方の話を真剣に聞いていました。
たぶん駿河進攻の頃の話だと思うのですが。
・能殿
御祭神に能楽を捧げる場所でしょうか。
普段の生活では見ることが無い建築物を鑑賞できます。
能殿前の芝生。
寝ころんだら気持ちよさそうです。
・繊細な音が聞こえる「水琴窟」
写真右手前の竹筒に耳を当て、耳を澄ませていると「キーン」という何とも儚げな音が聞こえてきます。
耳の奥から脳みそが癒されるような不思議な音。
テレビや動画で聴いたりする音じゃなく、生の水琴窟の音は繊細です。
水琴窟のそばにあった謎の置物。
岩に蒸した苔の上に置かれていました。
なんだか動物たちが会話していそうな配置。
・武田神社内にある「さざれ石」
境内には「君が代」にも出てくる「さざれ石」がありました。
まさかこんなところで「さざれ石」に遭遇するとは思わず。
今時の言葉でいうと、ここは隠れた「パワースポット」ですね。
・信玄公も使ったとされる井戸
どのくらい深いんでしょうか。
こんなこと言うと夢もないですが、暖かくなるとボウフラが沸いてきそうです。
数ある信玄公墓所の一つに行ってみた
武田神社から約1㎞ほどの場所にあります。
徒歩だと15分くらいでしょうか。
信玄公の墓所については諸説あるものの、こちらは信玄公が没したのち3年間秘喪(混乱を避けるために3年間は死を秘密にするという遺言)に伏せていた際に、遺体を埋葬していた場所のようです。
信玄公の墓石もあり、綺麗に管理されています。
住宅街の中に突如「ぽつん」と現れるばしょです。
地域住民の方の憩いの場所になっているそう。
私が行ったときには、他の観光客と会うことはありませんでしたので、こちらに来る観光客はほぼいないのだと思います。
武田信玄公墓所/富士の国やまなし観光ネット 山梨県公式観光情報
ということで、キャンプの後も楽しい!山梨県おすすめ観光情報でした。
都内からだと日帰りできちゃう距離ですので、今度のお出かけプランにいかがですか?
空気は美味しいし、けっこう楽しいですよ!