こんにちは、ずぼらままです。
いよいよ冬キャンプシーズン到来。クリスマスキャンプ、年越しキャンプ、雪中キャンプなど、冬は楽しイベントも盛りだくさん。
そして、石油ストーブなど暖房器具も使う季節。でも、その使い方で大丈夫なのか気になるところ。
ということで、ちょっと調べてみたところ、石油ストーブなどの暖房器具メーカー「トヨトミ」がテント内で安全に石油ストーブを使う方法をYouTubeに公開していました。
その内容を簡単にご紹介したいと思います。
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トヨトミが推奨するテント内で石油ストーブの扱い方
1. テントのベンチレーターを解放し、空気の通り道をしっかり確保
みなさんがお使いのテント、ベンチレーションはありますか?テントによってはベンチレーションがないタイプもありますよね。
今回の動画ではベンチレーションがあるテントが前提となっています。
一見隙間だらけのテントでも、それだけ換気が重要ということですね。
そして動画内では私が想像していた以上にベンチレーションを大きく取っています(通気口を大きく開けています)。ぜひ動画をご覧ください。
あんなに開けると極寒の地では寒そうですが、そこは命には変えられません。使う状況にあった快適温度のシュラフをしっかりと用意する必要がありますね。
2. フロアシートを取り外し、前後上下全方向100cm以上離す
フロアシートを取り外すのは「可燃性のあるものの上にストーブを置かない」という意味ですね。
ストーブと可燃物は十分な距離を取る必要があります。前後上下の全方向100cm以上離すことが好ましいそうです(コンロについては150cm以上)。
3. ストーブの上で洗濯物など乾かさない!
これはテントじゃなくても当然のことですね。ストーブ火災ではこのケースが非常に多いそうです。
4. ストーブは平な場所で!
傾斜した場所で使用すると異常燃焼の原因になります。くれぐれもお気をつけください。
5. ガス缶などをストーブの周りに置かない
これは昨年もキャンプ場で起きた事故の一つですね。
お酒を飲んでいるとついストーブのことを忘れてしまったり、自分が思っている以上に判断力が鈍っています。
ガス缶など可燃性のものはストーブの周りに置かないように注意が必要です。
6. 寝るときはストーブを消す
冬に適したシュラフや道具がないなら冬キャンプは無理にしなくてもいいのではないでしょうか?
私も子どもが小さい頃は、「冬は室内暖房があるバンガロー」という時期もありました。
普段の冬キャンプの就寝時は、シュラフはもちろんのこと、電気毛布や湯たんぽなどを使用して寒さ対策をしています。
ぜひこちらの動画をご覧ください
実際に起こったファミリーキャンプの一酸化炭素中毒事故
2ルームテントで起こった一酸化炭素中毒事故
まだ記憶に新しい方もいるかと思いますが、5年ほど前に起こった事故です。
家族4人でテントの外で2時間ほどBBQを楽しんだ後、テント内に戻ったところ、インナーテントに移動した子どもたちが頭痛を訴え程なく意識を消失した事故。
幸いご両親が異変に気がつくのが早く、事なきを得ましたが、これは完全にヒヤリハットですよね。正直、自分がこうなっていてもおかしくなかったなと深く考えさせられる事故でした。
この事故の要因は複数ありますが、一つはテントの外でBBQをしているから大丈夫という認識。テントの中に一酸化炭素がこもってしまったんですね。
もう一つは、テントのベンチレーションを解放していなかったこと。風向きを考慮していなかった。CO検知器を使用していなかった。
などなど、後から考えればわかるようなことを怠っていたからかもしれません。
少しぐらい寒くても、しっかりと換気をしておくことが大切ですね。
以下の表は日本小児科学会こどもの生活環境改善委員会傷害速報からの抜粋をまとめたものです。
症状 | 大人 | 子ども |
頭痛 | 10〜20% | 7% |
めまい | 20〜40% | |
昏睡、けいれん | 50〜60% | 25% |
死亡 | 70% |
この表を見てもわかるように、小児は大人の2分の1量で症状が起きます。大人がちょっと調子悪いなと感じた頃には…と考えるとゾッとします。
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冬キャンプを楽しい思い出だけにするために
かつての私がそうだったように冬キャンプに憧れる気持ち、すごくわかります。
でも、ある程度の経験と知識、しっかりと装備を整えた上で楽しんでいきましょう!あるいは経験のある人と一緒に行く。
無理をせず、コテージやバンガローを使うのもとってもおすすめですよ!