「虫は苦手だけど子どものためなら」と頑張ってキャンプを始める人が多いのだとか。
子どものためだと思うとなんでも頑張れるのが親心でもありますよね。
そんな前向きなパパ&ママの背中をもっと押してあげたい!
「早くキャンプに挑戦してみたいな」と思っていただけるような内容をご紹介していきます。
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アウトドアは子どもの好奇心をどんどん引き出す!
キャンプは子どもの好奇心をぐんと引き出してくれます。
例えば、石。
河原に転がっているただの石にでさえ興味を持ち、綺麗なものを探してとっても楽しそうに集めて並べて観察。
チョウチョやカブトムシなどの虫に出会うと、キラッキラした顔で喜び、眺めて。
ただの薪でさえ子どもにとってはいい遊び道具。
いろんな形で組んだり、並べたり。せっかく積んだものをわざとに崩して喜んだり。
そんな子どもの好奇心は何度キャンプに行っても尽きることはありません。
「どんな虫がいるかな?」
「土の感触、草の感触、外で寝る空気はどんなかな?」
「火をおこしてみたい!」
「火ってどのくらい熱いのかな?」
「ママ・パパのお手伝いをしたい!」
キャンプは子どもが持つたくさんの好奇心を満たしてあげられる環境だから、脳が活性化・脳の発達にどんどん繋がっていくのだとか。
だとしたら、キャンプはとってもいい育脳ですね。
キャンプで子どもは育つ!
遊びを見つけるのが上手になる
キャンプを続けていると、子どもはどこでも遊べる子になっていますよね。遊びを見つけるのが上手になるんです。
落ちている枝を拾って集めて三角に組んでいたり、河原の石を積み上げてまるでかまどのようなものを作ったり。
何もないと思っていた場所でも、探せばたくさんの発見と驚きと楽しさがいっぱいなんです。
これが学習につながっているかと聞かれると断言はできませんが、楽しいことを追求する姿というのは間違いなく学習面でも生きてきているなと思います。
好きなことってどれだけやっても飽きないし、もっと知りたい!という欲望は、物事を知り得たときの感動も大きくなりますし、その感動が大きければそれが原体験となって子どもの中に生き続けていくんじゃないかな?と思うんですよね。
子どもをたくさん褒めて自己肯定感UP
キャンプは子どもをたくさん褒められる場でもあります。
水汲みに行ってくれた。一緒にお料理をした。薪を運ぶのを手伝ってくれた。寝袋をテントに運んでくれた。
これってもう立派なお手伝いです。たくさん褒めてあげてください。
よく聞くのが「日本人は自己肯定感が低い」。我慢・謙遜の国柄だからでしょうか。
でもキャンプなら、自然と自己肯定感を高めてあげられるチャンスがたくさんあるんです。
私も幼い頃からキャンプに行っていましたが、キャンプであまり親に褒められた記憶がなく。笑
だから「自分の子どもはたくさん褒めてあげよう」と思っているのかもしれませんね。
協調性が育つ
キャンプは共同作業が多いのですが、これもやはりキャンプのいいところ。
普段はお休みの日で家でゴロゴロと過ごすことが多いと思いますが、キャンプは自分から動かないと何も始まりません。
自然という不便の中に身を置くわけですから、家族の協力が不可欠になってくるんですよね。
丸一日という長い時間を家族みんな同じ空間で過ごすことって、子どもが大きくなるにつれて少なくなってくるんです。
でもキャンプでそういうことを多く経験していると、キャンプに行かない週末も子どもたちが自然と親の周りに集まってくるようになります。
まさに現在の我が家がそうですね。休日のリビングはだんだんと大きな体になってきた子どもたちが集まってワイワイしています。
キャンプでは子ども同士で勝手にコミニュケーションが生まれ「親の知らぬまに仲良くなっていた」なんていうことがたまにあります。
コロナ禍においてはなかなか難しいことではありますが、子どもというのはそれでもなんとなく仲良くなったりしているんですよね。
何が言いたいかというと、協調性が育つということです。
親と一緒に同じことをしたり、知らない子ども同士で仲良くなったりというのは協調性が関係してきます。
キャンプを通して協調性が高くなるなら、そんなすごいことはないですよね。
もちろんその子の振り幅によるので、親が「この子は全然協調性が育っていないな」と思っていても、実はその子なりにきちんと成長しているはずです。
リアルとバーチャルが結びついたときの感動は大きい
本の図鑑でもiPadの図鑑でもいいです。それに載っていることと、現実世界が結びついたときの感動と興奮がすごいこと。パパさん、ママさんは知っていますよね。
これは街中でもよくあることですが、「図鑑に載っていた電車を見た」「これは図鑑で見たお花」「これは図鑑で見た車」。
このときのお子さんの様子ってどうでしたか?
大きな声ですごい喜んだり、喜びすぎて飛び跳ねちゃったり。大なり小なり、そんな経験ありますよね。
この経験をもっと増やしてあげられるのがアウトドアなんです。
図鑑でしか見たことのなかった星を見た、図鑑と同じ川の生き物を見た、図鑑で見た森の生き物に出会った、図鑑にあったこんなキノコが生えていた。
このバーチャルとリアルの結びつきをたくさん体験させてあげられるものの一つとして「キャンプ」があると思っています。
子どもにたくさんの感動を与えてあげられるのはパパさん、ママさんです。
強いこころが育つ
「自分一人であれだけの荷物を運べた。だから今目の前にあるこれだってできるはず」「自分の足でこれだけ歩けた。だからこれくらいあと少し。頑張れる。」「前回は自分一人で火が起こせた。だから今回も工夫次第で頑張れる。」
そんな強いこころが育つのもキャンプのいいところ。
先日こんなことがありました。
私「ママが運んであげるよ」三男「ううん、大丈夫、自分で運べる!この前もっと重たいもの持ったんだから大丈夫!」
こうやって少しずつ強いこころが育っていくんですよね。
だから何か学校生活などで困難にぶつかっても、「あのときここまでできたから、これくらいなら頑張れる。たいしたことない」と、ちょっとやそっとのことじゃへこたれない強いこころが育っていくのかなと、上の二人の息子を見ていて思います。
アウトドアは目からの刺激だけじゃなく、体全部で刺激を感じる成長剤
風が森を抜ける音。聞いたことありますか?
風が強い夜、テントの中にいても聞こえてくる、遠くの森からだんだんと風が近づく風の音の迫力。
「風の音がだんだん近づいてくる。さあ強い風が今くるぞ!」という感覚(聴覚)。肌で感じる風(触覚)。森の匂い(嗅覚)。木やテントが大きく揺れる様子(視覚)。それに、外で食べるご飯の味(味覚)。
こんな風に、人間の五感(聴覚、嗅覚、触覚、視覚、味覚)をフルで活動させられるのがキャンプです。
鳥のさえずり、ご飯が炊ける匂い、流れる川の冷たい水の感触、太陽の暖かさ、雨上がりの土の匂い、炎のゆらめき、ちょっと焦げたお肉。
難しいことは抜きにして、五感をフルに活動させて思い切り遊びましょう!
その経験は絶対無駄にはなりません。
いつか子どもが大人になったとき、何かにぶつかったとき、大きなライフイベントが起きたとき。
あの時親と過ごしたキャンプの時間が楽しいと感じていた子どもたちは、また必ず自然(アウトドア)に戻ってきます。
そんな時に、今ある森を山を川を海を残しておきたい。そう思いませんか?
それはまた別の話。こうした取り組みをしている団体や企業が頑張っていることを知るきっかけにしていただけたら、もっと日本の自然に興味を持ってキャンプができるのかな?と思います。
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まとめ「ファミリーキャンプ7つの魅力」
ファミリーキャンプの魅力とは、子どもの心を豊かにすることができるものであり、子どもが賢く育つためのいいツールであるということ。ではないでしょうか?
2・子どもをたくさん褒めて子どもの自己肯定感UP
3・協調性が育つ
4・リアルとバーチャルの結びつきで感動。子どもにたくさんの感動を。
5・強いこころが育つ
6・キャンプは五感をフル活用した成長剤
7・子どもの心を豊かにし、子どもが賢く育つためのいいツール
これだけたくさんのいいことがあるキャンプ。
始めない理由はもうありませんよね!
パパさん、ママさん、勇気を出して「キャンプのはじめての一歩」を踏みだしましょう!
次はいよいよキャンプ道具、テントやシュラフなど「寝るところの道具」の選び方に入っていきます。
次回もお楽しみに〜!
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