こんにちは、ずぼらママです。
今日は駄々をこねて泣き叫ぶことが多い2~3歳児のお話です。
みんながみんな当てはまる話ではないと思いますが、「少しでも誰かの役に立てれたら」という思いで書きます。
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思い通りにならなくて泣き叫ぶ2才児。神経すり減る親。
自宅で思い通りにならなくて泣き叫ぶ分には「どうぞどうぞ。泣きたいだけ泣いてください」って感じですが、一歩外に出て泣き叫んだり愚図られると親としては気が気じゃないですよね。
「こんなに怒ってたら、泣いてたら虐待疑われる??」「泣き声うるさくて周りに迷惑かけちゃう(冷や汗)」などなど、割と騒ぎがちな年齢の子どもを連れてお出かけしている親御さんは色んな所で神経をすり減らしていることと思います。
電車や病院などの公共施設で気を遣うのはもちろん、公園やスーパーなどの日常でさえ一歩外に出ると気を使います。ただ散歩をしているだけでも、気持ちが焦ることがあります。
深層心理で「ちゃんと子育てしていますよ」「私は悪い親じゃないですよ」と思われたいからというのが本音かもしれません。
私自身、そういう心理を否定できないのも事実です。いや、綺麗ごと言ってないで大体の人がそうなんじゃないかとさえ思います。
綺麗ごとだけでは育児なんてできません。みんな自分の子どもを育てるのに必死なんですよね。
子どもを落ち着かせる共感の魔法
子どもが外で駄々をこねた時、思い通りにならなくてぐずった時、みなさんはどうしてますか?
「ダメなものはダメ」「泣こうが喚こうが甘やかさない」などなど、親はあの手この手を使ってしつけたり、諭したりしますよね。
それでもダメなら、まずは子どもの気持ちに共感してあげてみてください。
「あなたの気持ちはこうなのね。だから泣いてるんだよね。わかったよ。」と子どもの気持ちを代弁して寄り添い抱きしめてみてください。
「そうだよ、ぼく(わたし)はそう思っているんだよ。お母さんはぼく(わたし)の気持ちをちゃんとわかってくれているんだ。」と安心してくれるはずです。自己肯定感が高まる瞬間ですよね。
きっと大丈夫。これまでよりも早く気持ちが落ち着いて静かになってくれるはずです。
大人だって、頭から否定されると面白くないですよね。子どもも同じです。
怒られるような悪いことをしたとしても、頭ごなしに叱られるのと「こういうことをしたかったんだ。楽しかった?でもこれはしてはいけない事だよ。」と最初に気持ちに寄り添ってから叱られるのとでは、叱られた内容の受け止め方が全然違います。
【これが大事】
- 子どもの気持ちに共感し、その気持ちを代弁することで得られる安心感。自己肯定感を高める。
- 抱きしめることでさらに気持ちが落ち着く。スキンシップは大事。
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我が家のケース
現在2歳9か月の三男。電気屋さんのおもちゃコーナーに猛ダッシュ。
お目当てのおもちゃのデモ機(前々から欲しがっているジュースが出てくるアンパンマンの自動販売機のおもちゃ)にかなり夢中になってしまいました。
その日はおもちゃを買う予定なんて全くありませんでした。
「もう行くよ?」「おしまいね」などと言い続けても頑として動きません。
その後の予定があったので無理やり抱えて連れて行こうとするも、泣き喚き、抱きかかえた体もねじって必死の抵抗を続けます。
そんな時には一呼吸おいて対処を考え直す私。抱きしめて、気持ちに寄り添ってみました。
私「あのおもちゃが欲しかったんだよね。知ってるよ。」
三男「おもちゃかう~!!!だめー!おもちゃあああああ!!」店内中に響き渡る泣き声。
私「うんうん、欲しかったよね。楽しいもんね。」
三男「欲しいよおおおおおお。帰らないーーー!!!おもちゃあああああ」
私「欲しいよね。途中でやめるの嫌だったね。でも遊ぶのやめてえらいね。おりこうさんだね。」
・・・こんなやりとりを数回続け・・・
三男 ようやく泣き止む。
私 すかさず「えらいえらい、我慢できてえらいね。また今度来ようね」
三男 ようやく静かになり「うん。また来ようね。アンパンマンのおもちゃ、バイバイ」
たったそれだけで、あっという間に静かになった三男。
魔法でも何でもない、ただ「気持ちに寄り添っただけ」で子どもも満足し、泣きわめいてうるさい周囲への申し訳なさからも解放されて母はスッキリしました。
幼稚園児にも小学生にも使える共感の魔法
幼稚園児だって小学生だって、思い通りにならなくて駄々をこねたり愚図ったりしたときには、もう大きいんだからと頭ごなしに正論をぶつけずに、2才児にするのと同じように「まずは共感し、子どもの気持ちを代弁」してみてください。
「お母さんは僕(私)の気持ちをわかってくれている」という安心感に包まれて、子どもは言う事を素直に聞いてくれることと思います。
我が家の次男は兄弟同士では怒りん坊なので、些細なことですぐ怒ります。
「ママー!兄ちゃんがこんなことしてきた!!!むかつく!」などと言いながら、私に報告してきます。本当は自分も兄に嫌なことをしたくせに・・。
そんな時に頭や背中をなでて「こうだったんだね。ああなんだね。でもあれはだめだね。」などと言うと、スッと怒りも落ち着き、気持ちをすぐに切り替えてくれます。
誰かに自分の気持ちを認めてもらえた、受け止めてもらえたという経験は大事です。
自分は認めてもらえている、自分は認めてくれた人にとって大切な存在なんだということを感じるはずです。
子どもには一つでも多くの安心できる場所、安心できる時間、安心できる瞬間を作ってあげたいなと思っています。
ただ「共感」してあげることが子どもの心が落ち着くきっかけになるのなら、これほどまでに簡単な魔法はありませんね。
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最後に
子育てに正解なんてないですよね。些細な本当に些細な一つ一つの親の選択、自分の選択の積み重ねが複雑に絡み合って今の自分がいるんだと思うと、本当に子育てには正解なんてないと思います。
だから自分が親になった今、できる限りいい選択を積み重ねたいと思います。
いい選択だったのかというのは、はっきりと答えが出るものではありませんが、悪いことよりもいいことが少しでも多いように。
子どもが小さいうちだからこそ「共感して代弁して寄り添う」ことができるのであって、大人になっても「ママ~、ぼくこんなことがあってね」「あらそう、たいへんだったのね。よしよし」なんてしてたら気持ち悪い。それこそ冬彦さん。
子どもが小さいうちは、自分の気持ちを言葉に上手に表現できない小さいうちは「親が気持ちを代弁」してあげることも大切なのでは?と思った次第です。
我が家の小学生組の夏休みも終わり、また三男と二人きりの時間が多くなりました。
9月からは本格的に来春入園の幼稚園選びをしていかなくてはなりません。
幼稚園選びは色々と取捨選択を迫られる時期で、気持ちが落ち着きませんね。
あれを優先すれば、これがダメだとか。これを優先すると、あれがダメだとか。
幼稚園に見学に行くのもなんだかしんどい。
そんなことを言っていても始まらない。とりあえず気を取り直して頑張ります!