冬キャンプのストーブ「トヨトミレインボー」を2シーズン使って感じたこと

冬キャンプといえばストーブですが、石油ストーブで悩んでいる方、トヨトミレインボー購入を悩んでいる方の参考になればと思い、トヨトミレインボーを2シーズン使用した感想を書いておきます。

実際にこんなところが自分には合わなかった、こんなところが良かったという点を挙げていきますね。

2018年11月16日初稿 2019年11月25日追記編集

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トヨトミレインボーRB-25を2シーズン使用した感想

炎が特殊なグローブ(ガラス筒)に反射して七色に輝いて見えることからレインボーという冠を持ったトヨトミ社製の石油ストーブ。

2シーズン使用しましたが、 良かったところ・ダメだったところをご紹介します。

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トヨトミレインボーの良いところ

お手頃価格

おしゃれなアラジンや、人気のフジカハイペットなどと比べるとお値段低めの20000円前後(購入時期により値段差あり)。

冬キャンプを始めるにあたり、手を出しやすい価格です。

キャンプtweetでよく見かける

冬キャンプでトヨトミレインボーを使用している写真をTwitterでよく見かけていたこともあり、「冬キャンプする人でも使っていて安心できる」と思えました。

実際、ストーブの燃焼時間やテント内の暖まり方などとても参考になる多くの意見をいただけたことは冬キャンプ初心者だった私にはとても心強いものでした。

満タン・火力マックス使用で20時間使えるは「ほぼ本当」

なぜ本当に「ほぼ」をつけたのかと言うと、確実に満タンまで給油できていないからです。

なぜ確実に満タンまで給油できていないかと言うと、灯油タンクのメモリが「満」の次が「危」なので、「危」にならないように少なめに給油しているためです。

野外で給油する場合はちょっとした地面の傾きも影響するのでなおさらです。

よって灯油満タン・火力マックス使用は17時間〜20時間程度と思っておくのが無難です。

ちょっと気になったところ

「満タンにして運んでもこぼれない」わけがない!

「満タンにして車で持ち運んでもこぼれない」というレビューを鵜呑みにした私は、めでたく車内に灯油をこぼしました。

私の運転が荒かったのかな?とも思いましたが、満タンどころか燃料半分以下でも漏れました。

灯油が揺れるたびにキャップのわずかな隙間から少しずつ漏れていたのです。

こぼれた灯油を拭き取った新車の車内は、その後1週間以上灯油くさかったのを覚えています。

それからは灯油の10L携行缶を満タンにし、ストーブ内の灯油は空、もしくは残量4分の1以下、さらに大きなビニール袋に入れて持ち運ぶようにしました。

追記:灯油を満タンに入れて車で移動しても全く漏れないという方がいるのも事実です。もしかしたら個体差があるのかもしれません。

外で使うと思ったより暖かくない

当たり前な話ではありますが、室内用のストーブなので機密性の低いテント内で使用しても思ったほど暖まりません。

トヨトミレインボーには反射板が付いていないので、暖かさは当然ながら上にいくので「あったか〜い」と感じにくいのかもしれません。

反射板付きストーブの方が「暖かさ」を直に感じやすいです。

話が少し脱線してしまいますが、ユニフレーム の薪グリルが冬にはすごーく暖かく、ありがたく感じるのは、焚き火の熱を体側に反射させる構造をしているからです。それがストーブで言うところの反射板ですね。

追記:私が使用しているテントが6人用のランドロックなので、余計に暖まりにくいのだと思います。テントの形状や大きさによっても感じ方は変わりますので、その辺りをよくよく考慮されるといいかもしれません。

そこで対流式ストーブにあると便利なのがストーブ用ファン

レインボーなどの対流式ストーブや薪ストーブなどの天板部分に取り付けて、暖かい空気を部屋中に循環させるためのアイテム。ストーブの熱でモーターが動き、ファンが自動回転するので電池などは必要ありません。

アラジンよりは小さいけど、決して特別小さいわけではない

トヨトミレインボーの高さは約47cm。幅、奥行き共に38.8cm。

アラジンの高さは約55cm。幅38.8cm、奥行き40.5cm。

数値だけを見るとそれほど変わりませんが、実際の見た目はレインボーが一回り小さく感じます。

ストーブが丸いので車に積む際も、荷物のテトリスで少し悩みます。大した問題ではないのですが、毎回ちょっとだけ悩みます。

反射板が付いた四角いタイプの石油ストーブの方が積載で悩むことは少ないと思います。暖かいし、灯油こぼれにくそうだし。

給油口ちっさ!!!

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トヨトミレインボーの給油口サイズは約2cm。

自動の灯油ポンプを用意していた私は、毎回こぼさないように慎重に慎重を重ね給油していました。

それでもこぼします。

それに自動ポンプは吸い上げる方のホースが太いので、ストーブのタンクに残った灯油を一滴も回収できません。

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それに比べ昔ながらの灯油ポンプは、給油側も吸い上げる方も1.5cm〜1.6cm。ノギスで計れていないので多少の誤差はあれども、レインボーの給油口よりは確実に小さいです。

トヨトミレインボーにも苦労なく給油することが可能。

あえて言うなら手動なのが辛いくらいですが、レインボーの満タン量は4.9Lなので苦労は少なめかと。

冬キャンプに持って行くなら、灯油ポンプは昔ながらのシュポシュポがストーブ側からも灯油を回収できて何かと便利です。

書くまでもないと思いますが、ストーブへの給油、ストーブからの灯油抜き取りは完全に消火されていることを確認してから行ってください。

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ちなみに昔ながらの赤い頭のシュポシュポは吸い込む方が約16mm、吸い上げる方が約15mmでした。

これでもうこぼれる心配が減りました。

総評

レインボーに光って見える炎が素敵で、フォルムも丸みを帯びて優しい印象のトヨトミレインボー。

室内で使用する分には何の不便も感じませんが、キャンプに持って行くならば少しの工夫と知恵が必要だなと感じました。

工夫と知恵が必要なのはレインボーだけじゃなく、どのストーブにおいてもそうだと思いますが、「外で使用するなら反射板付きの方が暖かく感じられていいかも」と言うのが私の今のところの正直な気持ちです。

レインボーのような対流式ストーブは、ストーブ用のファンを取り付けることによって暖かい空気が循環させるのも一つの手ですね。

トヨトミレインボーはお家の中で使うと、とっても可愛くて癒されます。キャンプに持って行くなら、収納ケースがあると灯油がこぼれる心配も減って便利です。

でもケースが8000円くらいするので買うの躊躇します・・・。

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