- 2017年1月31日
死んだじいちゃんに買ってもらった自転車を盗まれた話
両親の結婚が早かったので、まわりの友達の祖父よりも若い祖父だった。そしてまだ小学入学前後の私にバブルの名残をビシビシと感じさせるじいちゃんだった。アップライトピアノをポンと買ってくれたり、何十色もある色鉛筆やキャンディキャンディの宝石箱など何かとよくプレゼントしてくれるバブリーなじいちゃんだった。小学1年生の時に、学校から帰ると自転車やさんが薄いピンクの小学生らしい「シティサイクル(要はママチャリ)」を運んできた。小学1年生にはちょっと大きいけれど、地面につま先がつかないことはない。お子様自転車からは卒業だ。嬉しかった。それも「自転車が欲しい!」と前から言っていた私に、じいちゃんが買ってくれた。