ゴールゼロと並んで、とても人気の手持ちサイズのLEDライト・レッドレンザーML4。
「ゴールゼロが買えなくてレッドレンザーにした」という声も多く聞きますが、その選択間違っていないと思います。
私は両方使用していますが、それぞれに良さがあって、いろんなシーンで使い分けたりしています。
どちらもそれぞれに良さがありますので、それを良く知ってから自分に合う方を選ぶのがいいのでは。
今回はLEDLENSER ML4について、8段階の明かり調整、本体のスペック、そもそもレッドレンザーってどんなメーカーかなどを詳しくご紹介していきます。
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LEDLENSERってどんなメーカー?
流行っているけど、どんなメーカーなのかよく知らない。
実はね、私もそうでした。この記事を書くにあたって少し調べてみたら意外と勉強になることが多かったので、ほんのちょっと深堀りしてご紹介していきますね。
1993年ドイツのガレージからスタート
ドイツ・ゾーリンゲンで双子の兄弟ライナーとハラルド・オポルカが、Ledlenser社(ツヴァイブリューダー・オプトエレクトロニクス社)を設立。
レッドレンザーの本社は現在もドイツのゾーリンゲンにあります。
今もここで開発・研究が行われ、世界中へその技術が届けられているのです。
設立から20年以上経った今では、特許を100以上取得し、ドイツ警察など世界の公的機関で採用される世界的実力派メーカーとなりました。
開発・設計はドイツ、製造は中国の自社工場で
レッドレンザーの開発・設計は今も本社のドイツ・ゾーリンゲン。
中国の自社工場では試作品の製造から、エンジニア泣かせと呼ばれる24項目の試験(酸性試験、耐久、耐高温、耐低温、耐水、耐衝撃、耐圧力など)を行い、クリアしたもののみが製品化されていきます。
安心で信頼できる製品はこうして生まれているんですね。
国際的デザイン賞を何度も受賞している
レッドレンザーのヘッドライトやフラッシュライトは、国際的デザイン賞を多く受賞しています(Ledlenser X21R.2、Ledlenser XEO19R、Ledlenser M17R)。
国際的デザイン賞の中でも有名なものはレッド・ドット・デザイン賞でしょうか。過去に受賞した企業を見ると、2001年にはアップル、2007年にBMW、日本ではヤマハの大型バイクYZF-R1などがあります。
レッドレンザー ML4を詳細レビュー
レッドレンザーについて少しわかってきたところで、早速本体のレビューをしていきます。
基本スペックを確認
大きさ | φ29×97mm |
重量 | 71g |
使用電池 | リチウムイオンバッテリー 14500 1S1P 750mAh 3.7V 2.77Wh |
LED形態 | パワーチップ型LED |
光束(lm) | ブースト:300 / パワー:150 / ミドル:50 / ロー:5 |
点灯時間(h) | ブースト:- / パワー:2.5 / ミドル:8 / ロー:45 |
保護等級 | IP66 |
付属品 | USB充電ケーブル、専用充電池 |
オンライン登録で5年保証から7年に延長できる
通常は5年保証ですが、オンラインで製品登録をすると保証期間が2年追加され、合計7年の保証になります。
大体1年保証というのが多い中、5年でも長いのに7年も保証してくれるなんてすごいですね。
超コンパクト&軽量
全長97mm、重さ71gとかなり小さいレッドレンザーML4。
全長97mmといっても、カラビナフックの部分を除くと70mm。
重さも充電池を入れて71gとかなり軽量。
マイクロプリズムテクノロジー
なんじゃそりゃ。と思った方も多いはず。レッドレンザーのマイクロプリズムテクノロジーとは、明るさを保ちつつも眩しさを軽減し、効率的に周囲を照らす技術のことです。
LEDライトのあかりは眩しく感じやすいのですが、このテクノロジーで眩しさを軽減してくれているわけですね。
その役割を果たしているのがカバーなのだと思いますが、カバーで光をうまく拡散しているので明るさのわりに眩しく感じにくいですし、光り方が「ダイレクトにバーン!」という感じではなく、縦に広がる感じでエレガントな雰囲気です。
これはML4だけでなく、ML4よりも大きいML6も同じです。(ML6については別途記事を書いている途中です。)
蓄光カバーで消灯してもライトの居場所がわかりやすい
本体は蓄光タイプのカバーがかかっていて、電気を消した後はほんのり緑色に発光します。
消灯した後に、「あー、あれどこだっけ?すぐ使いたい」となった時でも、ライトの場所がわかりやすいので便利な特徴です。
充電が切れたら市販のアルカリ単三電池で使える
充電が切れてしまっても大丈夫。市販のアルカリ単三電池が使用できます。
もちろんモバイルバッテリーなどを持っていけば現地でも充電可能。
充電ケーブルはちょっと特殊
USB充電なのですが、マグネット式の充電ケーブルとなっています。
専用充電ケーブルがないと充電できないという煩わしさが少しありますね。
ですが、これは防水、防塵のためかと思われます。
IP66 防水・防塵性能について
レッドレンザーML4は、IP66という防水・防塵性能が備わっています。
- IPX6 – あらゆる方向からの強い噴流水による有害な影響がない(耐水形)
- IP6X – 粉塵侵入保護
キャンプで使用する分には全く問題がない性能ですね。
各明るさの特徴
それぞれの明るさの特徴がこちら。
- 弱 – 電池が長持ちする弱モード。まぶしくないので、読書や手元作業に最適(まさにこのとおり)
- 中 – ほどよい明かりであらゆるシーンに対応(一番使用頻度が高いモードかも)
- 強 – 高出力でかなり明るい(キャンプで活躍する明るさ)
- ブースト – 短時間に最大出力を発揮
- 点滅 – 一定間隔でライトが自動的に点滅
キャンプで使うことが多いのが中でしょうか。
メインの明かりにプラスして使うことが多いのと、インナーテントにぶら下げて中で何かをするときも中が多いですね。
ちょっと明かりが足りないなという時には強も使いますし、夜中にテントの中で読書をする時には弱も。
それぞれの用途ごとに簡単に使い分けられ、使用可能時間も長いので一泊くらいのキャンプなら途中で電池切れということもないので、使っていて非常に快適です。
最大300ルーメン、最長45時間使用可能
ブーストモードで300ルーメンというかなりの明るさ。これは10分経過後に自動消灯となります。
そして一番小さい弱で最大45時間使用可能。
ちょっと手元に置いて照らすくらいなら弱でも用が足りることも多いので、用途に合わせて上手に使うと連泊でも難なく使用できるなと感じました。
発光モード8通りの使い方。一覧表にしてみました。
使い方は簡単。使い方がわかりにくいという声もたまに聞きますので、表にしてまとめてみました。
1 | 1プッシュ | 弱(5lm) |
2 | 1プッシュ | 中(50lm) |
3 | 1プッシュ | 強(150lm) |
4 | 1プッシュ | 点滅5lmの点滅) |
5(赤色の場合) | 1プッシュ | 弱(5lm) |
6(赤色) | 1プッシュ | 中(50lm) |
7(赤色) | 1プッシュ | 点滅(5lmの点滅) |
8 | 短く2回プッシュ | ブースト(300lm) |
赤色へ切り替え⇄白色へ切り替え | 長押し3秒 | 切り替えた色の弱からスタート |
白色:1プッシュごとに、弱→中→強→点滅→消灯
赤色:1プッシュごとに、弱→中→点滅→消灯
ブースト:短く2回プッシュ。10分後に自動消灯。もしくは1プッシュで消灯。
あかりの強さを変える際、直前の1プッシュから5秒経過してしまうと消灯となります。その際は、また最初からプッシュして好みの明るさにする必要があります。
点灯の様子を動画でチェック
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レッドレンザーML4 ファミリー的使い方
我が家のファミリーキャンプではどんな風に使っているか、思い出しながら書いてみました。
インナーテントに吊るして
ほんのり肌寒く薄暗くなってきたら、インナーテントに吊るして過ごすときに使用しています。
そのまま夜間のライトとして使うこともありますが、寝る時には少し明るすぎるのでこのライトは消灯しています。
タープの下で
わが家がタープ下でよく使用するのはベアボーンズのエジソンストリングライト(3連タイプに1つ追加して4連で使用)ですが、それにプラスして明かりが欲しい時にハンギングチェーンに引っ掛けて使います。
その時は「強」で使うことが多いですね。お肉の焼け具合とか心配な時に、あくまでもサブとして使うことが多いです。
赤色の使い方
赤色は白色LEDと比べると眩しさを感じにくいということで、人が多い場所をライトをつけて通る時や自分の周りだけを照らしたい時に使うのだそうです。
たまにすごく明るいライトを照らしながらトイレに向かう人いますよね。人のライトで目が眩むことがたまにあるのですが、赤色にしておけば誰かを不快にすることもないということですね。
とはいえ、キャンプ場で赤色にしている人を見かけたことはあまりないです。
夜間に写真を撮るとき、タイムラプス撮影なんかをしているときに自分の手元を照らしたくなったら赤色を使うことがありますが、本当にそのくらいしか使うタイミングが見つかりません。
ソロならこれ一つでもいいかも
雰囲気作りにはちょっとおしゃれなオイルランタンを用意して、自分の周りはML4で照らす。
トイレや炊事場に行くときもML4ならカラビナフックがついているので便利。
ファミリーキャンプの場合、使用するスペースも広いのでこれ一つでは全然足りませんが、ソロならこれ一つでも全然ありだろうなあ。
サブ的要素の強いML4はノーマルの白色が使い勝手がいい
メインとなる明かりがある前提ですが、雰囲気重視するならオイルランタンやキャンドルなどのおしゃれ系を用意すればいいので、ML4のような小型LEDはサブ的要素が強くなります。
そうなると暖色にする必要はなく、必要な時にきちんと明るさを感じやすい白色の方が便利だなと感じています。
ML6も持っていますが、こちらは暖色。私の場合、大きい方は白色LEDだと光を強く感じてしまう傾向にあるので、こちらは周りを優しく照らす暖色にして正解でした。
私と同じようにサブ的要素高めで使用するなら、ML4は白色(つまりノーマル)を購入されるといいかなと思います。
さいごに
レッドレンザーML4は、周りを照らす強さを用途に合わせて変えられる便利なコンパクトLEDライトだということが伝わりましたでしょうか。
いつもの明かりにプラスして使える便利なLEDライトを探しているなら、レッドレンザーML4が便利です。
きっといい相棒として活躍してくれるライトになると思います。
ゴールゼロとの比較、ML6との比較などはまた別の記事でご紹介していきます。もう少しお待ちください!
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