時間にゆとりが生まれがちな近ごろですが、みなさん休日はどんなことをして過ごしていますか?
DIY、料理、部屋の模様替え、音楽を聴く、映画を観るなど、普段はなかなかじっくりと時間をとれないようなことにも挑戦できるいい時期かもしれませんね。
ということで、ひと手間もふた手間もかけてじっくり煮込んで作るトロッとおいしい「牛すじ」をおうちで作ってみませんか?
きっと完成したときの満足度・達成感は薪割りに似た爽快感さえあると思います!
それでは私が参考した本、牛すじで作った料理をご紹介します。クセになりますよ〜!
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【カロリー比較】サーロインの3分の1以下!牛スジは低カロリーの健康食材!
牛すじ肉は、100gあたり155kcalという低カロリー。300〜400kcalで12のたんぱく質摂取できる高タンパク素材。コラーゲンもたっぷりで女性にも嬉しいし、低脂質なので家にこもりがちな生活でも太りにくくて最高な食材ですね。
和牛サーロイン、牛すじ、牛ひき肉の100gあたりのカロリーはこちら。
和牛サーロイン | 牛すじ | 牛ひき肉 |
498kcal | 155kcal | 224kcal |
牛すじは普通に焼いて食べると硬くて食べられないようなアキレス腱やネックの部分。
これをじっくりと煮込んで熱を加えることで腱の部分に含まれるコラーゲンなどのタンパク質が変質して柔らかくなるのだそうです。
しかもコラーゲンがすごい!煮汁を冷まして冷蔵庫で保管しておくと液体ではなくプルップルの固形になっています。
ちなみに私の記憶ではけっこう硬いすじすじのイメージがあって正直そんなに好きなお肉ではありませんでいた。
今回自分で作ってみたら驚くほど柔らかくてこの美味しさにハマってしまったというわけです。
牛スジ煮込みを作りたいならこの本がおすすめ!「牛すじ-極旨じっくりレシピ」三才ブックス-桑折敦子著
帯を外した表紙の一文に「今再評価されるべき食材筆頭!」と書いてありますが、作ってみてわかりました。まさしくその通りの再評価されるべき食材だと思います。
安いし、美味しいし、カロリー低いし、高タンパクだし、自粛期間中の今だからこそチャレンジできる料理です。
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薪割りに似た爽快感が味わえる!?
熱湯にさっとくぐらせ、水でさっと洗い、また下茹で。それから調理と完成までに時間がかかる牛すじ料理ですが、完成後はおいしさの満足度高く・達成感もすごいです。
もうまさに斧でスパッスパッと連続で薪を割った時のような爽快感!(画像はキンクラだけども・・)
おこもり中の今だからこそじっくりと取り組める料理だけあって、料理のスキルアップでキャンプ料理もさらに楽しくなりそうですね。
こんなの作りました!
上記のレシピ本を参考に何個か作ってみました。
これは料理好き男子は絶対ハマりますね。
用意したくなるスパイスや調味料がいっぱい。手を掛けることで美味しくなるポイントがたくさん。
キッチンでビール片手に作るのも最高な休日の過ごし方かもしれません。
はい、そんなわけで私が作った牛すじ料理はこちらです。
まずは牛すじの下処理
和風料理むけの下茹で、洋風料理向けの下茹で、とそれぞれ料理によって下処理の方法が異なります。
たっぷりのお湯を必要とするので深めの大きなお鍋があると便利です。
お肉が1kgくらいならストウブの24cmのお鍋で足りました。
弱火でコトコト1時間半くらい煮込むのですが、水分が蒸発していくのでお肉が隠れるように時々差水をします。
地味な作業ですが楽しいです。
牛すじ肉じゃが
本当はこんにゃくは白滝を使いたかったのですが、冷蔵庫になかったので普通のこんにゃくを使用しました。味的には特に問題ありません。
煮込む際の水分は牛すじの煮汁を使用します。これがまたしっかりと牛すじのダシが出ていて美味しい。濃くふかい美味しい牛すじ肉じゃがが食べられます。
次に作ったのは、牛すじともやしのスープ
スープは牛すじの煮汁を使います。
レシピに忠実に作る場合、本当は豆もやしを使うのですが冷蔵庫になかったので普通のもやしを使いました。豆もやし美味しいですよね〜。次はちゃんと豆もやしを使ってみたいと思います。
もちろん普通のもやしでも美味しくできました!
牛すじ麻婆豆腐
次に作ったのは牛すじの麻婆豆腐。
麻婆の素などは使いません。紹興酒、花椒など普段自宅で使ったことのない調味料も使います。
それがまた楽しい。普段使ったことのないマニアックそうな調味料を使うことの楽しさ、調味料を揃えることの楽しさってありますよね。
ご飯にのせるとこんな感じです。牛すじは粗めに刻みましたが、ホロホロとろとろなのでめちゃくちゃ美味しいです。
牛すじと大根のオイスター煮込み
こちらの料理使うスパイスは八角(スターアニス)。
八角ってこんなに甘味が出るんだということを知った料理でした。八角を使うことで中華料理独特の風味が出ます。
自分の舌が知らない料理を作るときは少し緊張しますが、新しい発見がたくさんあって楽しいですよね。
牛すじカレー
牛すじカレーはスパイスも自分でブレンドするところから始まります。
そしてホールスパイスのテンパリング(熱した油で炒めて香りを立たせる)という、ちょっと玄人的な小技もあります。
他にもナンプラーやアップルビネガーなど、普段の料理では使わないような調味料が登場します。
で、実はこのレシピ、本当は山椒を使用するのですが、山椒がなかったので使用しませんでした。そしてレシピ通りカイエンペッパーを小さじ2入れると、本格的な辛さのスパイスカレーができました。
正直子どもにはおすすめできない辛さです。子ども用に別鍋でバターと牛乳を入れて辛みを抑えてみるとだいぶんマシになりましたが、それでも辛いですね。
辛さが苦手な方はカイエンペッパーの量を調整してみるといいと思います。
牛すじシチュー
これはレシピ本に掲載されていないのですが、いつものお肉を牛すじに変えるだけの簡単レシピです。ルーも市販のルーを使いました。
既に柔らかく下処理された牛すじを使用するので、時短にもなりますし、めちゃくちゃ美味しいです。
これはスノーピークの小さなダッチオーブン「コロダッチオーバル」で作りました。だいたい大人二人分です。一人でも食べれる量です。ルーも2カケで済むので経済的ですね。
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さいごに
牛すじ料理、いかがでしたでしょうか?
時間がある今だからこそチャレンジできるじっくり系調理食材「牛すじ」。
下処理さえ済ませておけば冷凍保存もできるので、キャンプで牛すじ料理を食べることもできちゃいますね!
何か新しい料理に挑戦したいと思っている方、ぜひ牛すじ料理に挑戦してみてください。楽しいですよ〜。
牛すじ下処理中の動画もこれから作る予定です。
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