こんにちは!ファミリーキャンプアドバイザーのずぼらママです。
ファミリーキャンプのはじめかたシリーズ。今回は4話目。
1話目と2話目では、ファミリーキャンプを始めるにあたってパパさんママさんの不安解消や、ファミリーキャンプの魅力について。
3話目は、ファミリーキャンプの道具は「寝るところ」「食べるところ・くつろぐところ」と分けて考えると道具を選びやすいですよ。というお話をしました。
今回はいよいよ道具選び。いきなりあれこれいろんな道具が出てきても頭が混乱してしまうと思います。
まずはテントはどんな種類があって、ファミリーはどういうのを選ぶといいのかを見ていきましょう!
最後にファミリーにおすすめのテントもご紹介しています。
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寝る場所の道具
基本となる寝る場所の道具がこちらの4つ。
2・マット
3・テント
4・小型や手持ちのライト
テントの種類
一口でテントといっても色々なタイプのテントがあります。
ドームテント、ワンポール、ツールーム、ロッジ型など様々。
その中でも私がファミリーにおすすめするテントのタイプはこちら。
2・ワンポールテント
3・ツールームテント
4・ロッジ型テント
3人〜4人用、5人〜6人用などと使用人数によって大きさが変わってきますが、使用可能人数が大きくなればなるほど、収納時の大きさも重さも出てきます。
テントが大きくなるとその分設営も大変になることが多いので、その辺りのバランスも考えながら選ぶといいですね。
まず「キャンプってどんな感じかな?体験してみたいな」というくらいであれば、テントはレンタルで始めるのが一番お得です。
その上で各テントの特徴をご紹介していきます。
ドームテント
昔からあるスタンダードな形のドームテント。
フレームをテントに通してインナーテントを組み立て、その上からルーフテントと呼ばれる上のカバーをかけるタイプや、紐を引っ張るだけで設営できるワンタッチタイプもあります。
ワンポールテントとドームテントは寝る場所がテントで、くつろぐ場所は野外となります。
悪天候や日差しの強い時にはタープも必要になるのが主にこのタイプです。
メーカーによってはメッシュシェルターと組み合わせて使用することができるものもあります。これは虫が苦手な人にもおすすめ。
比較的コンパクトに収納できるタイプも多いので、車が小さいなどの問題がある方はドームテントがおすすめ。
お手頃価格が多いのもこのタイプです。
でもタープがないと雨の日は大変。
お手頃価格が多いのでキャンプを始めるきっかけとしてよく選ばれるテントです。
ツールームテント
リビング部分と寝る部分が一体化したものがツールームテント。
まるでおうちのような快適さで、悪天候でもタープ不要。くつろげるスペースがあるテントの中にあるタイプです。
インナーを外してしまえば、大きなシェルターにもなり、大人数でくつろぐスペースにも。
作りがしっかりとしているものが多く、風に強いタイプも。そのかわり重たい、設営が大変というものもあります。
虫が苦手という人でもツールームテントなら出入り口の窓がメッシュにできたりするので安心です。
ドームテントから比べると価格は高めですが、ドームテントよりも大きく広く快適なタイプです。
ワンポールテント
一つのポールだけで錐状に立ち上がる、設営が簡単なワンポールテント。
ただしペグを打つ本数が多くなりがちです。
モノポールテントやティピーテントなど別の呼び方もあります。
設営は簡単な方ですが、立ち上がったときの形が錘状なのでテントの端の方で立ち上がると腰をかがめないといけないなど、テント内がちょっと狭く感じることもあります。
見た目のオシャレさからベテランキャンパーさんからの人気も高いテントの種類です。
価格帯はお手頃なものから高額なものと様々です。
室内の高さは端に行けば行くほどないけど、地面に近い方は意外と広いので、ねんねの時期やはいはいの時期の子どもがいる人には、テントの中でゆったりくつろげるから人気ですね。
ロッジ型テント
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先にパイプで枠を組んで設営するタイプのテント。
鉄骨テントと呼ばれたりもします。
近年そのレトロさが人気になり、海外メーカーのロッジテントなどを使用する人も増えています。
おしゃれを優先して選ぶとロッジ型やワンポールになるかもしれません。
設営の大変さはツールームよりありません。
海外幕はおしゃれで可愛いものも多く、今はファミリーでもロッジテントを選ぶ人がたくさんいますね!
いきなり海外幕に手を出すのはハードルが高いという人は、国内メーカーのロッジテントがおすすめ!
我が家のテント変遷
1枚目:11年前の我が家のテント(北海道在住時)
テントもテーブルもイスもほぼAEONで買ったColeman⛺️
焚き火なんてしなかったし、焼肉は七輪
子どもたち小さくておしゃれなんてまったく気が回らなかったなあ😅2枚目以降:現在
成長したね😂 pic.twitter.com/39kxWw6sxY— ずぼらママ@ファミリーキャンプアドバイザー&アウトドアライター (@zubora_mama) October 26, 2020
我が家は最初に寝る場所のドームテントと、くつろぐ場所となるメッシュシェルター(コールマン)を購入。
子どもが小さいうちはそれで全然大丈夫でしたが、子どもが増えたり大きくなったりで手狭になり、ツールームテント(スノーピーク・ランドロック)に変更しました。
今はもう一つロッジ型(ogawa・オーナーロッジタイプ52r)を使用しています。主に夏〜秋はロッジ型+タープ、寒い冬はテントにこもってぬくぬく過ごしたいのでツールームというのが我が家の定番になっています。
#2020自分が選ぶ今年の4枚 #2020年を写真で振り返る#2020年のキャンプを写真4枚で振り返る
2020年に撮影した33526枚の写真の中から
テント編4枚を選んでみました🏕皆さま2020年も大変お世話になりました。
2021年はキャンパーみんなが幸せな一年になりますように🙏 pic.twitter.com/0tmvaFsZ0h— ずぼらママ@ファミリーキャンプアドバイザー&アウトドアライター (@zubora_mama) December 31, 2020
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買い忘れ注意!テントに必須のアイテム「グランドシート」
テントを買ったら、一緒にグランドシートも購入しましょう。
そのテント専用のグランドシートもありますが、テントの底の大きさよりも一回りほど小さいものを選べば、必ずしも純正品である必要はありません。
人によってはブルーシートをちょうどいい大きさに折り畳んだりして使用しているケースもあります。
どうしてグランドシートは必要なの?
テント自体防水性があるんだからグランドシートは必要ないんじゃない?
と思われる方もいるかもしれませんが、グランドシートは本当に大事。
石や枝でテントのボトム(底)が破れたり、テントボトムの防湿・防水性能が落ちることを防いでくれます。
グランドシートはまさにテントの防護服。
グランドシートなしで寝た場合、朝起きたらシュラフがびしょびしょということは普通にあります。
ここはケチらずにきちんとグランドシートを用意しましょう。ブルーシートやレジャーシートでも代用可能です。
テントの選び方
テントの種類や特徴はなんとなくでも掴めたでしょうか?
では次にテントを選ぶポイントですが、テントに表記されている使用人数+1名で選ぶと、室内に着替えなどの荷物を置いてもゆったり利用できるのでおすすめです。
ex) 4人家族なら5人用テントを選ぶ
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Twitterで聞いてみました!先輩ファミリーキャンパーたちが初めて購入したテントは?
みんな一番最初に買ったファミリーテントってなんだったのかな?と気になったので、Twitterのフォロワーの皆さんにご協力いただいてアンケートを取らせていただきました。
回答者737名
ドームテント 45.3% (334名)
ツールームテント 31.3% (231名)
ワンポールテント 14.5% (107名)
その他 8.8% (65名)
ドームテントとツールームで全体の7割強(76.4%)という結果に。
やはり私もそうでしたが、最初にドームテントを選ぶ方多いんですね。
次いでツールーム。これは近年、「最初からツールーム」という方がとても増えてきているように感じます。
万が一雨の日でも家族みんなが快適に過ごせるのは大事ですもんね!
おそらく10年前にアンケートを取っていたら、ツールームの人は今ほど多くなかったんじゃないかな?
なんと737名の方にお答えいただき、目に見える形で非常に面白いデータとなったと思います。
ご協力くださったフォロワーの皆さん、ありがとうございました!
全国のファミリーキャンパーさん
アンケートのご協力お願いできますでしょうか🙇♀️ファミキャンをはじめる時に一番最初に購入したテントは何ですか?
コメント欄でそれを選んだ理由なども教えていただけると嬉しいです😊
ちなみに私のデビュー幕はドームテントとメッシュシェルターでした🏕
— ずぼらママ@ファミリーキャンプアドバイザー&アウトドアライター (@zubora_mama) May 26, 2021
ドームテントから始まり、最終的にはツールームやロッジテントに落ち着く人。
最初からツールームを購入して、どんどんキャンプにハマっていく人。
ドーム、ツールーム、ワンポールといろんなテントを使って、最終的にソロキャンプになった人。
使わなくなったドームテントのインナーテントを、大きなテントのインナーとしてカンガルースタイルで楽しむ人。
私もそうだったんですが「最初はとりあえず安くて良さそうなもの」という思考で選ぶ人が多い印象でした。
初ファミキャンにおすすめのテント
ここではそれぞれのおすすめテントをご紹介していきます。
「最初はなるべく安く、でもなるべく品質もいいものを揃えていきたい」という声をよく聞きますので、今回はそれなりに安いけど品質には一定の評価があるものを選んでみました。
最初にいいものを一通り揃えるてキャンプ熱を高めていくのもいいですが、子どもが小さいうちは予算や状況に合わせて選べるエントリーモデルもおすすめです。
DODキノコテント 4人用 キノコテント T4-610-BG
ワンタッチで設営できる手軽さに加え、圧倒的なメッシュ窓の多さ。
インナーテントの中はどの面を見てもメッシュ窓がついていて、必要に応じていつでもメッシュにできるようになっています。
最低耐水圧もしっかりとした数値(フライシート:3000mm。フロア、グランドシート:3000mm)で雨が続く日でも安心して利用できます。
ただし雨の日はタープが必要。
ワンタッチという手軽さゆえに、強度や耐久性が若干心配ではあります。
- 収容可能人数:大人二人+子ども二人
- インナーサイズ:W288×D248×H148cm
- 本体サイズ:W328×D328×H168cm
- 重量:11.2kg
- 参考価格:38500円(税込)
コールマン タフオープン2ルームハウス
コールマンの新製品。スタンダードなドームテントとタープが一体化したタイプ。
雨の日や日差しが強い日でもタープが一体化されているので比較的快適に過ごすことができます。
- 耐水圧:約2,000mm(フライ/フロア)
- インナーサイズ:約300×250×175(h)cm
- 本体サイズ:約685×420×180 (h)cm
- 定員:約4~5人用
- 重量:14kg(ポール込み)
- 通常価格:49,800円(税込)
ogawa ピスタ5 (5人用シンプルドームテント)
設営方法はドームテントらしくとてもシンプルなクロスフレーム構造。
入門テントといえども他の人と被りたくないという方におすすめ。
フロントパネルは画像のように跳ね上げできるので、タープのように使用することもできます。
国内メーカーという信頼性と安心感があります。
- 耐水圧:フライ約1500mm フロア約1800mm
- インナーサイズ:約270×270×175(h)cm
- 本体サイズ:約460×280×180 (h)cm
- 対応人数:5名
- 重量:8kg(ポール込み)
- 通常価格:63,800円(税込)
スノーピーク アメニティードームM
品質はもちろん、その修理体制や顧客対応などどれをとっても信頼性の高いアウトドアブランド・スノーピーク。
キャンプ入門テントとして圧倒的な支持率を誇るのがこのアメニティドーム。S,M,Lと3種類の大きさがありますが、ファミリーにいはMとLのどちらかをおすすめします。
その名の通りドームテントでありながら、前方にくつろげるスペースも僅かながら存在します。
そのため、突然の雨でも靴が濡れたり、道具が濡れたりすることを防いでくれる優れもの。
発売から何年経っても人気が衰えないとてもいいテントだと思います。私が講師として参加する講習会でもよくおすすめしているテントです。
- 耐水圧:約1800mm(フライ/フロア)
- インナーサイズ:約265×265×150(h)cm
- 本体サイズ:約505×280×150 (h)cm
- 対応人数:5名
- 重量:8kg(ポール込み)
- 通常価格:43,780円(税込)
スノーピーク エントリー2ルーム エルフィールド
エントリーモデルという入門用のツールームシェルターテント。
リビング部分と寝室部が一体化されているので、天気の急変にもすぐ対応可能。
テントとシェルターを別々に設営する手間がない分、設営も早い。
寝室部にスカートと呼ばれるテントの裾がないので、寒くなってくるとスースーとするかもしれませんが、ドームテントから比べると圧倒的に過ごしやすいテントです。
室内の高さも200cmあり、身長の高いお父さんでも快適に過ごせます。背中を丸めてテント内を移動しなくて大丈夫なのが嬉しいですね!
我が家ではこのモデルに近いランドロックというツールームシェルターを使用しています。
一年中快適に過ごせるいいテントで、購入から5年、使用回数は百回を超えていますが、今でも現役で使用しています。
- 耐水圧:約1800mm(フライ/フロア)
- インナーサイズ:約230×300×175(h)cm
- 本体サイズ:約600×380×210 (h)cm
- 対応人数:4名
- 重量:15.5kg(ポール込み)
- 通常価格:87,780円(税込)
LOGOS Tradcanvas PANELドゥーブルXL
LOGOSのツールームテント。
ロゴスは全てのテントがフルスカート付き。どのテントを選んでもスカートが全ての面についているという安心感がありますね。(冷たい風や雨が入ってきにくく、虫の侵入も減らせる)
形もよくあるトンネル型のツールームではなく、ドームテントのようなツールーム。
フロントパネルが特殊な形になっていて、雨風に強いのが特徴。
リビング部分がメッシュでフルクローズでき、そのメッシュパネルが小さな虫も通さないデビルロックという特殊な素材で虫嫌いの人には最高に良さそう。
価格も税込8万円台とかなり低め。
- 耐水圧:フライ約2000mm フロア3000mm
- インナーサイズ:約幅270×奥行270×高さ170cm
- 本体サイズ:幅300×奥行520×高さ205cm
- 対応人数:大人4名+子ども2名
- 重量:15.6kg(ポール込み)
- 通常価格:86,900円(税込)
コールマン タフスクリーン2ルームハウス/MDX
コールマンのツールームテント。
ベースはタフワイドにメッシュシェルターを連結したタイプ。昔からある連結できる組み合わせを最初から連結させたというタイプですね。
コールマンにはウェザーマスターシリーズのシェルタータイプのツールームもありますが、それから比べるとかなり安価で、はじめてのキャンプでも手を出しやすい価格に抑えられています。
シェルター部分はフルスカートで虫の侵入も防げるのがいいですね。
- 耐水圧:フライ・フロア約2000mm
- インナーサイズ:約300×250×高さ175cm
- 本体サイズ:560×340×高さ215cm
- 対応人数:4~5人用
- 重量:約17kg(ポール込み)
- 通常価格:68,000円(税込)
ogawa ファシル
3-4人家族向けのツールームテントとしておすすめ。
インナーを使用しなければ上の写真のようにメッシュシェルターとして使用することもでき、デイキャンプにも最適。
テント上部に空気の通り道となるベンチレーションもついていて、湿度の高いときや冬におこもりキャンプをするときも便利。
ドームテントから比べると設営に時間がかかってしまいますが、設営後にはプライベート感たっぷりでリラックスできます。
- 耐水圧:フライ・フロア約1800mm
- インナーサイズ:約250×200×高さ180cm
- 本体サイズ:495×265×高さ180cm
- 対応人数:4人用
- 重量:総重量(付属品除く): 13.6kg 付属品重量: 約3.1kg
- 通常価格:107,800円(税込)
キャプテンスタッグ CSクラシックス ワンポールテント オクタゴン460UV
ポリエステル素材のダブルウォール式ワンポールテント。
ポリエステル素材なのでカビが生えるなどの心配もほとんどなく、ダブルウォールなので水が染み込んでくる心配もありませんん。
ポール一本で簡単にかっこよく設営できるので人気です。
インナーの広さは450cm×420cmもあり、寝ようと思えば大人8人はいけます(きついと思いますが)。
天井高は一番高いところで300cm。頭上の圧迫感がないのが特徴的です。
メーカー希望価格は66000円ですが、ネットではその半額くらいで購入できます(2021.5現在)。
- 耐水圧:フライ約2000mm・フロア約3000mm
- インナーサイズ:450×420×H300cm
- 本体サイズ:60×460×H300cm
- 対応人数:8人用
- 重量:11.5kg
- 通常価格:66,000円(税込)
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まとめ
今回はボリュームたっぷりでお届けしましたが、いかがでしたでしょうか?
今はエントリーモデルという、品質のいい購入しやすいモデルもたくさんあっていいですね。
次は、「寝るところ」のシュラフ(寝袋)とマットの選び方やおすすめのシュラフ・マットをご紹介いたします。
ファミリーキャンパー向けの内容となりますので、パパさんママさん、次もぜひチェックしてくださいね!
▼「ファミリーキャンプのはじめかた」これまでの記事はこちら▼
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