2021年4月5日、三才ブックスから「キャンプ職業案内」という書籍が出版されました。
著者はキャンプ業界の紳士(と勝手に私が思っている)佐久間亮介氏。本当に多くの方から「さくぽん」と呼ばれ愛される佐久間さん。
この本は、そのさくぽんがキャンプ業界の最前線で活躍する色々なジャンルの方と対談し、キャンプの魅力に魅せられ活躍している人を深掘りしている一冊となっているように思います。
多くの素晴らしい人の中に埋もれて(?)、僭越ながらも、私「ずぼらママ」もその一人、キャンプブロガーとして紹介していただいています。
ブロガーとして紹介いただいているからには書かずにはいられない。ということで、本当に恐縮ではありますが、ネタバレがない程度に勝手にレビュー・紹介をさせていただきます!
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「キャンプ職業案内」は登場する人の熱量がとにかくすごい!
私、朝一、書店のオープンに合わせてこの一冊を買いに行きました。Amazonでも予約注文しているんですが、待ちきれずに・・・。
で、早速拝読させていただきまして、まず最初の感想としては「熱量すごい!私なんてまだまだ!やだもう、みんなすごすぎ!すごい燃えてくる!」でした。
いや、「それ何の感想?お前何言ってんの?」と思いますよね。
「キャンプ業界の最前線で活躍している人、すごいかっこいい」
わかりやすく言うと、これですね。
当然ながら、ただ運だけでそこまで登り詰めたわけではないんです。色々な下積み、苦労、努力、継続力などが色々なものが組み合わさってそこのポジションにいらっしゃるわけです。
すごいです。
しかもみなさんそれぞれ癖が強い(いい意味でですよ!)。そして、その仕事にかける思いがかっこいい。
かっこいいって言葉って、こうした方々を表現する上で何だかシンプルすぎるからこそチープな気がしてあまり使いたくないなと思う。
でも、それぞれ別のベクトルで向かうキャンプの仕事にかける情熱はかっこいい。
「こんな思いで今手にしているキャンプ道具や、今見ている本、今見ているメディア、今見ている動画・・・・が出来上がっているんだ」と気がつくと、それまでとは見方が変わると思うんですよね。
道具一つにしても、イベントひとつにしても、雑誌やWEBメディアに対しても、「これってこんな風に情熱を持って作られているんだな」と知れると、もっとキャンプを好きになれる。そんな得する一冊だと思います。
回りくどくてすみません。
先日東京の代々木公園で開催されたアウトドアデイジャパンで出版日直前にさくぽんにお会いしたのですが、やっぱりとっても好青年でした。出版に向けて「3ヶ月、全力で突っ走りました」と仰っていました。
佐久間さん、本当にお疲れ様でした。そしてご出版おめでとうございます!
版元の三才ブックスの槻編集長(fam_mag編集長)、牛すじの本、インテリアの本、日本酒の本と本当に次々と素敵な本を仕掛けてこられるのですごいです!
佐久間亮介氏(さくぽん)著「キャンプ職業案内」はこんな人が読むと楽しめる
1)キャンプを仕事にしたい人
キャンプが単純に好きで行っている人の中には、写真撮影が好きな人、ものづくりが好きな人、書くことが好きな人、キャンプ料理が好きな人、などなどいろんな才能を持っている人がいます。
そんな色々な才能を持っている人たちの中には、ただ漠然と「キャンプを仕事にしたいな」と思っている人も少なからずいるはず。
この一冊は、そんな「漠然とした夢」を一歩現実に近づけるバイブル的なものになるはず。
2)キャンプ業界ってどんな職業があるの?とただ興味がある人
ただ興味があるだけの人でも「へえ、キャンプ業界ってこんな仕事があるんだ」「これはこんな思いがあって作られてるんだ」など読んで楽しめる一冊となっています。
知らないでただ見ているのと、知ってから見るのとでは見方が変わって、面白い発見があるはずです。
3)夢を仕事にできるの?と思っている人
好きなキャンプを仕事にできるの?の最初の項目とほぼ同じではありますが、それよりももう少し疑心暗鬼な人にもおすすめ。
現実を知ることができます。
もしかしたら「ただ運が良くてその職業についただけ」と思っている人もいるかもしれません。
これを読むと意識が変わると思います。
業界の最前線で頑張っている人たちは、誰一人として浮ついた流行りの気持ちで仕事をしている人なんていないということを。
キャンプが好きで、キャンプの仕事をひたむきに頑張っているすごい人ばかりが登場しています。
それは独りよがりの頑張りではなく、その仕事の結果の向こうにいる人のことを真剣に考えた頑張り。
「仕事なんだから当然だろ」と言われると返す言葉はありませんが、「好きを仕事にしているからこその責任感」がすごい。尊敬します。
4)とにかく「キャンプ好き」は読んだ方がいい
キャンプが好きな人がこれを読むと、「キャンプ」をもっと好きになる・愛せるんじゃないかな?とまで思ったりしてます。
言い過ぎかな?と思われるかもですが、自分の好きな「キャンプ」というレジャー、趣味を別の角度見てみるというのも面白いと思うんですよね。
百聞は一見に如かず。
こんなに情熱を持った人たちが、今の日本のキャンプ業界にいるんだな。
そんなことが伝わってくる面白い一冊です。
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さいごに
ここからは書籍の感想ではなく、私の勝手な意見です。書籍とは全く関係ありませんので、ご理解いただければ幸いです。むしろ読み飛ばしていただいても大丈夫です!
私も今回この中の一人として取り上げていただき、本当に恐縮です。
でもここまで活動を続けてられているのは、ブログの読者の皆さんや、日頃からSNSで声をかけてくれたりいいねをくださるフォロワーさんがいたからこそ。
そこは本当に感謝しかありません。皆さんがいたからこそ、私はブログをただひたむきに続けてくることができ、キャンプ業界を何らかの形で支えていきたいという思いを強くさせてくれました。WEBライターとして活動できる場やアウトドア記事の監修という仕事をいただくこともできました。
また、ものづくりをしているキャンプメーカーさんの、ゼロから1を生み出す凄さと大変さ。生み出された道具にある背景などを知ると、素直に欲しくなるし、かなり微力ながらも応援したくなります。
だから大手メーカーさんでもガレージブランドさんでも、生み出す力を持っているところは本当にすごいと思う。(個人的に、廉価なコピー商品にはリスペクトも興味も全くないというのが根底にあります。)
また、私の場合、実際に利用したキャンプ場さんをブログやYouTubeで紹介することで「キャンパーさんにもプラス、キャンプ場さんにもプラス」になることをする(レビューの代わりにキャンプ場さんからお金をいただいたり、ただで宿泊をお願いすることは一切ありませんので、うちに来て!というキャンプ場さんありましたらぜひお声かけください!)。
あとは、実際に購入して使用した商品だからこそ言える素直なレビューをする。
そして多くの人が気になっていると思いますが、私の場合、ブロガーだから特別待遇されているなんてことはありません。
私は、それらを念頭に置いて、読者さん第一主義であることを大切に活動しています。
今のキャンプ業界は、地道にコツコツと頑張ってきた人たちが支えている。そんな気がしますし、最後に残るのはそんな世界であって欲しいと勝手に願っています。