防災用品と同じで、キャンプ道具・アウトドアグッズにも「持っててよかったー」と思えるものがありますよね。
今回はそんな「持っててよかった」と思えるアウトドアグッズ『ポイズンリムーバー』をご紹介します。
ブヨに噛まれた写真付きでその効果を説明したいと思います。
ポイズンリムーバーのおかげでダメージが最小限で済んだと感じています。
スポンサードサーチ
アウトドア「ポイズンリムーバー」で毒虫対策!ブヨに噛まれたらどうなる?
刺された・噛まれた時の対策は大丈夫?
みなさんキャンプに行く際には、蚊取り線香や虫除けスプレーなどの虫対策はバッチリだと思います。
しかし、刺された時・噛まれた時の対策は大丈夫でしょうか?
虫刺されの薬があるから大丈夫!と思っているあなた、薬を塗る前に毒を抜きましょう!
タッタターン♪
ポイズンリムーバー(ドラえもん風に)
【ポインズンリムーバーを使うケース】
- 毒蛇に噛まれたとき
- ハチ・アブ・蚊に刺されたとき
- ブヨに噛まれたとき
ブヨに噛まれたらどうなるの?
そもそも蚊は刺すというのに、ブヨはなぜ噛むと表現しているのか。
疑問に感じた方もいると思います。
以下、ウィキペディアの引用文をご覧ください。
カやアブと同じくメスだけが吸血するが、それらと違い吸血の際は皮膚を噛み切り吸血するので、中心に赤い出血点や流血、水ぶくれが現れる。その際に唾液腺から毒素を注入するため、吸血直後はそれ程かゆみは感じなくても、翌日以降に(アレルギー等、体質に大きく関係するが)患部が通常の2~3倍ほどに赤く膨れ上がり激しい痒みや疼痛、発熱の症状が1~2週間程現れる(ブユ刺咬症、ブユ刺症)。体質や咬まれた部位により腫れが1ヵ月以上ひかないこともままあり、慢性痒疹の状態になってしまうと完治まで数年に及ぶことすらある。多く吸血されるなどした場合はリンパ管炎やリンパ節炎を併発したり呼吸困難などで重篤状態に陥ることもある。
ブヨ(ブユ)は皮膚の表面を噛み切り、そこから出てきた血を吸います。
その時に唾液(痒みの元)を入れながら血を吸いますが、その唾液というのが人間に痛みを感じさせない成分が含まれているため、血を吸われている間はまったくと言っていいほど気がつかないのです。
ブヨに噛まれると蚊と違い、噛まれたところから出血しています。傷口の見た目も少し違いますし、ポツンという出血の点ではなく、たらーっと血が垂れていることも。
また、ブヨのいやなところは噛まれてすぐよりも半日後や翌日以降の症状がひどいこと。
私の実家は農家だったのですが、ブヨが多い一部の畑では本当に毎回大変な目にあっていました。
例えば、
まぶたを噛まれてお岩さん状態。
足首噛まれて靴履けない。足首曲げられない。
痛いけどかゆい、かゆいけど痛い。
デニムの上からも噛んでくる!などなど
Twitterのフォロワーさんからは、ブヨに関するこんな話も教えていただきました。
10年程前に両足数十箇所やられて翌日には38~39度の高熱になりました。
ステロイド系の塗り薬で痒み抑え治りました。
ご参考になれば_(._.)_— Takaちゃん寝る (@Taka_Fu_ru) 2019年6月23日
その後やり取りさせていただいたところ、『 実際には片足50で100箇所ほどやられたかと。 1ヶ月程は両足紫色でした。』という怖いエピソードも。
「ブヨに噛まれて点滴をした」なんていう話も聞いたことがあり、意外と侮れない身近な毒虫です。
ブヨは綺麗な水辺の近くに多く、気温が下がる朝晩を中心に活動します。
また雨や曇りの日には時間関係なく活発ですので、くれぐれもお気をつけください。
ブヨに噛まれたらすぐに毒抜き!ポイズンリムーバー
ポイズンリムーバーってなに?という方もいると思います。
端的に言うと毒抜き器具です。
見た目は注射器のような形をしたものが多いです。
噛まれたらすぐに使用するのがポイント。できれば2,3分以内に開始できるといい。
30分も経過した後に使用しても、あまり意味がないと言われています。
もしもお子さんがポイズンリムーバーを嫌がったら・・・
注射器みたいな見た目なので、中にはポイズンリムーバーを嫌がるお子さんもいるかもしれません。
そんな時は吸引するものだということを理解してもらうために、親御さんの腕をお子さんに吸わせてみてはいかがでしょうか?
次に子どもの腕や足などを吸わせてみると、案外喜んで使わせてくれるようになるかもしれません。
息子も「これ注射?」と暗い顔で聞いてきたのですが、私が自分の腕を吸引するところを見せると安心して使わせてくれました。
ブヨに噛まれたのでポイズンリムーバーを使用してみた!
今シーズン初、息子がブヨに同時に2箇所も噛まれたので、その経緯・写真を使ってご説明していこうと思います。
ブヨに噛まれたらすぐにポイズンリムーバー
ブヨに噛まれると皮膚に血が垂れていることが多いので、噛まれたことに気がつきやすいです。
そこですぐに毒を吸引することが大切。
その後の腫れ・痛み・痒みが大きく違います。
私はアマゾンで購入しましたが、楽天やYahooなどでも取り扱いがあります。
ポイズンリムーバーで毒を吸引
キャンプでBBQをしていた夕方、子どもが「痒い〜。足から血が出てる」と言い出したので見てみると、ブヨに噛まれたらしき出血を発見。
即ポインズンリムーバーで吸引しました。
下の写真はポイズンリムーバーで吸引した直後の右足首と左足首です。
噛まれた場所が赤く変色しています。
ブヨに噛まれて治りかけてくると、噛まれた周囲がこのような色になることが多いです(幼少の頃から私が経験した範囲内での話)。
今回はポイズンリムーバーで吸引した直後から、噛まれた周囲の皮膚の変色がありました。吸引力のせいかもしれませんが、お医者さんじゃないので確かなことは言えずすみません。
噛まれたところは赤くなっていますが、ブヨ特有のボンボンに腫れ上がるということはありません。
この後も腫れて酷い様子や、痛みが強いなどという症状もありませんでした。
早めに毒を吸引することがポイントです。
ポイズンリムーバー使用翌日(24時間以上経過)
やはり腫れ・痛み・痒みは多少出てきました。赤くなって熱感も多少は出てきました。
しかし関節までわからなくなるような酷い腫れ・痛み・強い痒みはありません。
子どもはよく虫刺されを掻きこわしてとびひに繋がることもあるだけに、ポイズンリムーバーでこれだけの症状に抑えられて安心です。
市販のかゆみ止め、あるいは病院へ行きステロイドなどの処方薬を塗るなどしていれば苦なく治っていきそうな様子です。
▼毒虫対策にこちらの記事もどうぞ
アウトドアにはとっても良い季節になってきましたね。 先日のキャンプ(GW)では大きな蛾や、すでに蚊までいました。そろそろ蚊取り線香を使わないといけないような時期ですね。 虫刺されにはポインズンリムーバー毒虫に刺さ[…]
ポイズンリムーバーは吸引カップのサイズ豊富なものを選んだ方がいい
子どもの足に使ってみると上の写真の中サイズでは吸引できない場所がありました。
場所によって小・極小が便利に使えました。
カップのサイズを変更できるというのは、ポイズンリムーバー選びにとって大事なポイントになります。
大人と違い子どもは体の面積が小さいので、噛まれたところが細い場所だと普通のサイズのカップではうまく吸引できないこともあります。
大人でも言えることですが、体は絶対にまっすぐではなくカーブしていたり高さが違います。
そのため大きいカップだけでは吸引できない場所がたくさんあります。
今回もそのパターンでした。
2番目に大きい吸引カップを使用したのですが、それでは吸えない場所がありカップをワンサイズダウンしたところ上手に吸引することができました。
ポイズンリムーバーを選ぶときは「そんなに使うことないだろうし、吸引カップも数種類も必要ないだろうから一番安いもので大丈夫だよね」とは考えず、吸引カップが複数サイズあるものを選ばれることをお勧めします。
カミソリも一緒に保管をおすすめします!
なんでカミソリ??と思いますよね。
例えば頭部や毛の多い場所(特に男性)は、患部を露出しないと上手に吸引できないことがあります。
その時に必要なのがカミソリ。
ポイズンリムーバーと一緒にカミソリも保管しておくことをおすすめします。
いつも持ち歩く化粧ポーチと救急ポーチに入ってるからいいか・・と思っていたのですが、私もこれを機にポイズンリムーバーの中にもカミソリを一本用意しておきました。
スポンサードサーチ
まとめ
- 毒虫(蚊、ハチ、アブ、ブヨ)・毒ヘビ対策にポイズンリムーバーを用意しよう
- ポイズンリムーバーの吸引カップは複数ある方が便利
- 噛まれた・刺されたらすぐに吸引(2.3分以内に吸引開始がいいようです)
- カミソリも一緒に保管しよう
ポイズンリムーバーを使うケースが来ないのが一番いいのですが、持っているといざという時本当に役に立ちます。
使うまでは「なんだこんなもの」と思っていても、いざ使うことになると本当にあってよかった・持っててよかったと思える道具です。
今回の息子のケースも、ポイズンリムーバー があったからこそダメージが最小限で済んだのだと思います。
これからの季節は、ぜひお守りがわりとしてキャンプやアウトドアレジャーのおともにポイズンリムーバーを用意してみてください。
▼毒虫対策おすすめ記事
アウトドアにはとっても良い季節になってきましたね。 先日のキャンプ(GW)では大きな蛾や、すでに蚊までいました。そろそろ蚊取り線香を使わないといけないような時期ですね。 虫刺されにはポインズンリムーバー毒虫に刺さ[…]
小さい子どもを連れたファミリーキャンプは、キャンプ中だけじゃなく移動中も大変なことが多いですよね。末っ子が誕生してから再開したファミリーキャンプ苦節4年。我が家の失敗体験談を振り返り、対策・必須アイテムをご紹介します。[…]
「そろそろ本格的に虫の季節だな」と感じてきたここ数週間のキャンプ。ハッカスプレーは実家の農家を営む両親も「とにかくブヨに効く」とお墨付きです(まあ、刺される時は刺されます)。というとで、今年も虫除けスプレーを自作します。[…]
今年も虫の季節がやってきました。皆さんはキャンプ・アウトドアの虫除け対策は万全ですか?我が家では林業関係者が愛用するという蚊取り線香「森林香」を使用しています。効き目は強力なのですが、赤ちゃんや人間よりも体の小さいペ[…]
最近の100円ショップのアウトドア・キャンプグッズは色々なものをどんどん発売してきますので目が離せません。今回はダイソーで蚊取り線香ケースを購入。実際にキャンプで数回使用してみた感想をご紹介します。こういうものはどうしても中[…]