山梨県本栖湖の北西に位置する「四尾連湖(しびれこ)」
ゆるキャン聖地としてご存知の方も多くなりました。
この辺りは私有地(水明荘、龍雲荘)ということもあり、俗化されていない秘境感たっぷりの場所。
牛鬼伝説があったり、流入する川も流出する川もない完全なる内陸湖であることから神秘さは増すばかり。
それではそんな四尾連湖のキャンプ場「水明荘」の魅力をさっくりお届けしたいと思います。
前編では四尾連湖水明荘キャンプ場の魅力を、後編では四尾連湖水明荘キャンプ場の詳しい情報などを写真多めでお届けします。
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四尾連湖水明荘キャンプ場の自然溢れる5つの魅力!
魅力の前に基本情報をおさらい
四尾連湖(しびれこ)とは
湖畔はキャンプ場を管理している水明荘と龍雲荘の私有地。
かつては富士八海のひとつと数えられていた。
牛鬼伝説はかつての雨乞い信仰の一つとして湖に牛や馬の頭骨を投げ入れていたことから生まれたとも言われている。諸説あり。
四尾連湖県立自然公園内にあり、湖面標高880m、周囲1.2km、最大水深13mの円形の湖である。成因は、小規模なカルデラ湖[3]との説や、あるいは大規模な崩壊地形のくぼ地に水がたまった陥没湖[4]との説がある。 江戸時代には富士講における富士八海のひとつとして、山中湖、河口湖、西湖、精進湖、本栖湖(以上の五湖は近代に「富士五湖」と呼称される)及び、泉水湖、明見湖(いずれも富士吉田市)とともに数えられていた。
魅力1.たどり着くまでがすでに秘境
中央道甲府南ICを降り、藤田峠というヘアピンカープや路上の落石もある峠を越えてたどり着くのが四尾連湖。
目的地にたどり着くまでの道中も既に秘境感たっぷり!
車の窓を開けて走行していると聴こえてくるのは綺麗な鳥の声。
すれ違う車もほとんどなく、どんどん細く曲がりくねった道を登って行くのでドキドキワクワク感が高まっていきます。
途中の「みたまの湯」は水明荘もおすすめの温泉なんだとか。
魅力2.車の音も街の明かりも届かない静寂
キャンプ場を利用する方の車の往来はあれども、それ以外の車の音は聞こえない静かな場所。
湖に浮かぶボートは手漕ぎ、足こぎ。他はSUPボードなどエンジンなどは一切ない静かなものばかり。
街の明かりも届かない山奥にあるので光害も一切なく、お天気に恵まれれば満点の星空を楽しめること間違いありません!
今回私が訪れた夜の天気は残念ながら曇り。
星空を見ることは叶いませんでしたが、静寂に包まれた四尾連湖は本当に神秘的でした。
魅力3.湖の周囲は約1.2km。軽いお散歩で心も体もリフレッシュできる!
四尾連湖はとても小さい湖。
湖を一周しても約1.2kmと短く、アスファルト舗装が一切ない自然の道。
足の裏に伝わる地面の起伏。湖畔の砂利。キャンプサイトの芝生。
湖面を流れて顔や体に当たる風が本当に気持ちがいい。
一周、子どもと一緒にゆっくり歩いて30分。
一周するだけで心も体も癒される不思議な場所でした。
魅力4.アニメにも登場!「チャイ飲みなちゃい」
アニメにも登場した「チャイ」を飲むことができます(1杯400円)。
なかなか本格的なチャイですが、子どもでも飲みやすくなっています。
自分でも作れる「チャイのスパイスセット」も販売されています。
最後はチャイ#四尾連湖 #水明荘 pic.twitter.com/lehVnltHNu
— ずぼらママ@キャンプブログ (@zubora_mama) 2019年6月2日
食事メニューもあります!手作り味噌こんにゃくが気になる!
私も帰りにチャイを飲み、スパイスも買ってきました〜!
魅力5.キャンプ場ご主人のお人柄が素敵
物腰柔らかな管理人さん。
話し方がとても優しく、お気遣いがとても程よい距離感。
この程よい距離感の間には「暗黙の信頼関係」が生まれている気がしました。
利用者側としても「きちんと利用しないと」「綺麗に使おう」「迷惑をかけないように」という意識が無意識に働きます。
それは.HYAKKEIさんのこの記事を読んだからでもあるのですが、場所も素敵で人も素敵。
根強い人気の理由の一つには、管理人さんのお人柄が大きく反映されているのだろうなと感じました。
四尾連湖水明荘のここに注意!
この大自然を味わうにはいいことばかりではありません。
大事な注意点を3つご案内させていただきます。
荷物運びは一輪車or手こぎボート
一輪車同士ではすれ違うのが大変な細道を約400〜600mほど進みます。
もしくは500円で手こぎボートをレンタルし、向こう岸に運ぶという方法も。
いずれも体力必須の素敵な場所。
行きも疲れますが、帰りも疲れることを忘れずに。
今回私が利用した日も手こぎボートで荷物を運ぶ人、一輪車で荷物を運ぶ人、手持ちのアウトドアワゴンで運ぶ人、転んで泣くのが仕事の人(可愛いお子ちゃま)と色んな方々いました。
絶対忘れない素敵な体験ですよね。
ただし腰に爆弾を抱えている人にはおすすめできません・・・・。覚悟の上でご利用ください。
テントサイト側のトイレは難易度高し!
キャンプ場全体のトイレは2ヶ所。
テントサイト側とセンターロッジ側に各1ヶ所ずつ。
テントサイトは場所が場所なだけに汲み取り式のおトイレとなっています。
和式もあります。
手入れが行き届いている綺麗なおトイレは、受付をしたセンターロッジの裏。
どうしてもここが無理な方はセンターロッジのトイレまで移動することになります。
途中の買い出し忘れるべからず!
甲府南ICを降りたら買い出しはすぐに済ませましょう。
キャンプ場周辺にはコンビニ、スーパーなどがありません。
炭、薪はキャンプ場でも販売していますが、くれぐれも忘れ物ないようにお気をつけください。
おすすめの買い出しスーパーは後編でも触れますが「スーパーオギノ富士川店」です。
私が利用したのは土曜日の午前中。
最初はインターからもそんなに離れていない某全国型スーパーに寄りましたが魚も野菜もお肉もいまひとつ・・・。
近くの他のスーパーを探したらオギノを発見。
この日だけだったかもしれませんが、オギノの方がお肉やお魚の鮮度が良さそうでしたのでおすすめです。
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荷運びがつらい人へ。四尾連湖水明荘で苦労なくキャンプを楽しむ!
何もテント泊だけがキャンプではありません。
それぞれのその時に合った方法でアウトドア・キャンプを楽しめるのが一番です。
ロッジ泊でつらい荷運びなし!
ロッジ利用なら対岸に渡ることなく四尾連湖でのキャンプを楽しめます。
テーブル・イス付きなので、車載荷物も少なく済みます。
車(ハイエースワゴンくらいまでの大きさ)もロッジ前に駐車できるので荷運びもほぼなく便利です。
これなら対岸テントサイトでのキャンプが心配な方でも無理なく四尾連湖の大自然を楽しむことができます。
おトイレも綺麗な方が近く、センターロッジもすぐ目の前で安心感があります。
また、この水明荘のロッジ1階部分に限りペットOKとなっています(別途要ペット料金)。
ロッジについても詳しくは後編記事にてご紹介します。
ロッジ泊参考料金
8畳1泊7000円
ペット1泊800円
車1泊2日800円
施設利用料一人200円×5人分=1000円
合計9600円
四尾連湖水明荘 基本情報
後編記事でも紹介させていただきます。
【住所】〒409-3602 山梨県西八代郡市川三郷町山保3378
【電話番号】055-272-1030
【営業期間】通年
【HP】http://shibirekosms.sub.jp/index.html
【予約】電話 予約必須
【チェックイン・アウト】イン13時、アウト翌日11時
【ペット】テントサイト可、ロッジ一部可
【設備】山荘、バンガロー、ロッジ、テントサイト(林間)、トイレ(和・簡易洋式)、炊事棟
【売店】薪、炭、おやつ、氷、ジュース、アイス
【クレジット】不可
【ゴミ処理】可(一部不可のゴミあり)
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前編 さいごに
前編では四尾連湖水明荘で感じた魅力を中心にご紹介しました。
後編では前編で紹介しきれなかったキャンプ場内の様子(テントサイト、ロッジ内、トイレなど)をご紹介したいと思います。
誰もが楽に簡単に利用できるような場所ではありませんが、だからこその大自然が待っています。
この不便さえも愛せる方向けの素敵なキャンプ場。
チャンスがあればぜひ行かれてみてください。
後編記事公開までもう少々お待ちいただけると嬉しいです!